取扱業務
労働事件
労働者の立場、使用者の立場の双方を経験した「相手を知る」弁護士が、労働者側・使用者側双方のサポートを行ないます。
労働者側
「未払の残業代を請求したい」「不当解雇された」「セクハラやパワハラを受けた」。労働者にとって、身近でとても切実な問題です。しかし、いざ会社に請求しようとしても、難しい法律問題があり、また、労働審判や訴訟など手続も複雑で、自分一人では、対応が困難です。そして、納得できない気持ちで仕事を続けることはさらに辛いことです。
当事務所の弁護士・荻野は、組合執行部、人事部の両方の立場で、長年、人事労務に携わってきました。その経験を活かし、会社側の意図や問題を読み取り、ご依頼者とともにスピーディーな解決を図り、辛い毎日からの再スタートをお手伝いします。
使用者側
近年、労働者の働き方に対する意識が変化しています。労働者側からの請求や訴訟など会社が様々な対応を迫られるケースも増えてきました。そして、トラブルは予想もしない時に、突然、やってきます。
当事務所の弁護士・荻野は、組合執行部、人事部の両方の立場で、長年、人事労務に携わってきました。その経験から、以下の3点がポイントだと考えています。
①風通しのよい社風、上司・部下の円滑なコミュニケーション
②就業規則などの体制の整備と毎日の適切な労務管理
③トラブル発生時の正確な情報収集と迅速な対応
このような観点から、当事務所では、傷口が深くないうちにスピーディーに解決することを目指し、さらに、会社としてトラブルを未然に防ぐためにはどうしたらいいのか、アドバイスや体制づくりもサポートいたします。
離婚・男女問題
悩む日々からの脱却
「離婚したい」と悩む日々は耐え難く、顔を見たくないのにその人と過ごすことは、耐え難いことです。また、「うちの妻(夫)にかぎって」と思っていたのに、ある日突然「離婚してください」と告げられ、決意も固くどうにもならず、途方に暮れることもあります。
高齢化により、定年後の生活も20~30年と長くなっています。悩み続けるだけでは、新しい未来は生まれてきません。
子供のこと・お金のこと
離婚は、子供にとっても一大事です。親権、他方の親との面会交流ルールを決める必要があります。また、離婚後の生活を不安なく過ごすには、お金のこと(養育費、財産分与、年金分割、慰謝料など)を決めなければなりませんが、それには、婚姻中の収支や財産や負債の状況を把握し、不貞行為などの証拠を集めることが必要です。また、不当な要求に対しては、十分な調査と検討の上、しっかりと立ち向かうことが必要です。
再スタートのお手伝い
しかし、お互いの気持ちの問題が複雑に絡み合うのが離婚の問題です。夫婦間での話し合いだけでは糸口さえも見つけられず、深みにはまっていくだけ……ということになりかねません。話がこじれて、解決まで長い期間がかかることも珍しくありません。悩み続けるより、「まず、相談」です。ぜひ、当事務所の扉を叩いてください。
当事務所の弁護士・荻野には、父子家庭での子育てや金融実務の豊富な経験があります。しっかりと、依頼者に寄り添って、よりよい解決策を考えていきます。そして、明るい再スタートが切れるよう全力を尽くします。
刑事事件
被疑者段階
刑事事件は、初動対応が非常に重要です。逮捕され、起訴されるまでの「被疑者」の段階では、速やかに本人に接見(面会)し、刑事事件の流れや対処法のアドバイスを行ないます。
不起訴処分の獲得を目指し、被害弁償など被害者との示談交渉を進めます。また、罪証隠滅や逃亡のおそれがない場合など不当な勾留に対しては準抗告の申立てを行なうなど、身柄拘束からの解放に向けて尽力します。否認事件では、黙秘権行使など取調べの対処方法をアドバイスし、精神的なサポートを欠かしません。
被告人段階
被告人段階では、保釈請求による身柄拘束からの解放を目指すとともに、検察官から開示される証拠を検討し、最善の結果に向けた準備、公判での弁護活動を行ないます。否認事件では、独自の証拠収集など冤罪回避に向けた最善の対応をいたします。
再スタートのお手伝い
また、どうして罪を犯してしまったのか、今後どうやって更生していくかなどを一緒になって検討することも重要だと考えています。精神的なサポートもしつつ、更生支援など、再スタートを切るお手伝いをいたします。
少年事件
少年特有の手続き
未成年者(少年)についても、成人と同じように逮捕・勾留される場合があります。その後、多くの場合、少年鑑別所に収容され、3~4週間、さらに身柄拘束を受けます。そして、少年審判により、少年院送致、保護観察などの処分が決定されます※1。重大犯罪では、さらにその後、成人と同じ刑事裁判を受ける場合もあります。
※1 罪を犯した少年などに過ちを自覚させ、更生させることを目的として、本当に非行を犯したかどうかを確認した上、非行の内容や個々の少年の抱える問題性に応じた適切な処分を選択するための手続き。
環境を整えることの重要性
少年事件には、少年本人の発育過程での問題や、家庭関係、学校や近隣での人間関係など環境面が深く関わります。そして、少年審判では、再非行を防止するために少年を教育・更生していくには何が必要かという見方が基本です。そのため、犯罪の重さに加え、少年の資質や、家庭の事情など環境面が重視され、軽い罪であっても、少年院送致の処分を受けることも珍しくありません。
保護者とともに再スタート
保護者の多くは、我が子が事件を起こしたことを受け入れられず、何が問題なのかにまでなかなか考えが及びません。しかし、それでは、再非行防止の糸口がみつからず、少年審判でも裁判官の厳しい判断につながることになります。
弁護士・荻野も、男手ひとりで子供を育ててきた経験があるため、少年の心境の変化などにはとても敏感です。まずは、少年の目線で話をよく聞き、保護者や学校・勤務先の方とも面会する機会を設け、どうして罪を犯してしまったのかを理解し、今後どうやって更生していくかなどについて、周りの方の理解や協力を得ながら解決を目指していきます。
企業法務
顧問弁護士に必要なこと
企業経営者は、その企業や業界動向などを知り尽くした経営のプロです。一方で、顧問弁護士は企業経営には素人です。しかし、顧問弁護士が、企業が抱える解決しなければならない課題を知り、経営者の気持ちを理解することができなければ、弁護士によるリーガルサポートも的を射たものにはなりません。顧問弁護士を選ぶ際には、弁護士としての知見に加え、自社の業務内容や財務面などを理解してもらえるのか、話がわかってもらえるのか、という点が重要です。
弁護士・荻野の豊富な実務経験
弁護士・荻野は、前職の銀行での実務経験の中で、数百社以上の法人や個人のお取引先から、財務の分析、融資や運用から事業方針の検討に至るまで幅広いご相談を受けてきました。また、銀行本部においては、人事・労務や法務・コンプライアンスなど企業法務の核となる分野を経験してきました。
銀行での実務経歴
- 法人・個人お取引、与信審査、大企業の再建等
- 人事部での人事・労務制度の設計、運用、トラブル対応
- 従業員組合の執行部への専従
- 銀行関連派遣会社における各種制度設計、社員面談の充実等のトラブル防止策
- コンプライアンス制度の設計、運用、リスク管理対応
リーガルサポートについて
このような経験を活かし、顧問先の実情を理解し、「話をわかってもらえる」顧問弁護士として、日々のご相談、人事労務対応、契約書作成のほかに、コンプライアンスや社内教育など、企業活動全般のリーガルサポートをいたします。いざという時に早急に相談や対応ができる弁護士がいることで、被害の拡大を防ぐことができます。社内トラブルを未然に防ぐ、リスクに強い会社を共につくっていきましょう。
債務整理
収入が借金返済に消える生活
「何社もの会社から多額の借金をしていて、自己破産を考えている」「過払い金があるようだが、どうやって請求したらいいか分からない」など、借金が増えてしまうと毎日が不安で仕方ないと思います。借金が借金を生む状態では、一生懸命働いても金利の返済に消えるだけで、いつまでたっても生活は楽にならず、連日の督促で精神的に疲れてしまいます。
まずは弁護士にご相談ください
この状態から抜け出すために、まずは、弁護士にご相談ください。弁護士は、まず債権者に受任通知を送り、これにより支払いの催促が止まります。また、過払い金が戻る可能性がある、自宅は売りたくない、体調を崩して仕事が難しいなど、事情は様々です。ご依頼者に寄り添い、任意整理、自己破産、個人再生などの最適な方法を選択し、債務を整理します。
再スタートのお手伝い
債務整理は人生の再設計です。その後は、収入を自分や家族のために使えるようになります。そうすることで、ご自身や家族に笑顔が戻ります。幅広い選択肢をご提案し、ご依頼者様が再スタートを切れるようにお手伝いいたします。
相続・遺言
相続対策と相続発生後の問題
相続・遺言の問題にもたくさんの種類があります。相続が発生するまでの相続対策としての問題(成年後見、遺言、生前贈与、家族信託、税務対策など)や相続発生後の問題(遺産分割、相続放棄、遺留分減殺請求〈法的に保証された相続分を請求すること〉)があり、法律や不動産、お金の問題などが深く関わります。
遺産分割の長期化
例えば、遺産分割協議は、相続人全員の合意が必要です。まず、戸籍謄本の取り寄せや相続資産の調査などの準備が必要ですが、ご自身で手続きをすると大きな負担となります。また、相続人が多数の場合など話がまとまらず解決まで長期化することもあります。まとめ役の相続人の方が心身ともに疲弊してしまうこともあるくらいです。
当事務所でのお手伝い
当事務所では、銀行勤務31年間の経験など幅広い人生経験を活かし、利害が絡む複雑な人間関係を解きほぐし、相続発生後の問題を迅速・円滑に解決するお手伝いをします。元銀行員としての経験を活かし、家族信託など、もめない相続のための準備もお手伝いいたします。
一般民事
当事務所では、交通事故(人身事故、物損事故)、隣地境界や借地借家などの不動産トラブル、各種訴訟対応などに取り組んでいます。これら以外にもご相談を承りますので、まずは安心してご相談ください。